2012年11月 東京都 立川市 S様邸 外構植栽リガーデン工事
施工ポイント
建物廻りを大きく取り囲むよう、長い時間を経けて育った高木常緑樹の支持根が地中で大きく生育しブロック塀基礎や排水桝に歪みやクラックを与え続けていたS様邸。
南向きの主庭は新築当初、御主人様は奥様と共に景石を据え付けて庭園樹木を植え込みされ、園路には万年塀などを敷き込み、大きく大切に植物を育てようという思いが伝わってくるような配置バランスの良さを感じられるお庭です。
庭園樹が大きく成長するに従い、御主人様の定期的な樹木管理が成長には追いつかずに陽当りと風通しを遮断してしまっていた建物北側は、建築外装へのクラック要因や外壁面への苔の発生を促進させていました。フロントガーデンスペースでは樹齢を迎えた樹木の枯損や、大きな常緑、針葉樹の切株が残されたままの状態でした。
庭園南側駐車場スペースは裸地の状態では泥濘むので絨毯がひかれ、雨天時には入口部に水たまりができる状態でお困りでした。
また、通りに面した在来木造ガレージシャッターは、スチール製金属の経年変化による中央柱機能の低下(劣化)と主柱の腐食で大変にお困りでした。
今回の工事では、25年が経過しました住宅リフォームをベースに第1期工事としまして庭園樹整理、剪定管理、枯損及び障害樹の撤去、移植、樹勢回復、新規植栽及び駐車スペースの増設をさせていただきました。また、在来木造ガレージリフォーム工事では注文建築リフォームのスペシャリスト トーヤ・ジャパンさんとコラボレートさせていただきまして屋根破風幕板雨樋の全補修、全塗装及び大型特注アルミ製電動シャッターへ変更させていただきました。
住宅リフォームが完成し、第2期工事では外壁補修や左官塗り塗装、建物廻り及び主庭づくりへと、建物を惹きたて且つ調和のとれたお庭づくりへと続いていきます。街並みからお庭へ一歩入ると、落ち着きや時間の経過と共に味わい、ゆとりのある場所へと誘う空間へ仕上げて行きたいと想います。
施工内容
(庭園植栽)
・地被類、低木、中木 移植・新植
・枯損木及び障害樹木 伐採・抜根
・中木、高木 枝葉透かし剪定・樹勢回復
(駐車スペース)
・間仕切天然石据付
・土間スリット
・車庫土間コンクリート工事
・アコーディオン門扉設置
(ガレージリフォーム)
・塗装工事
・電動シャッター工事