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2014年2月 東京都青梅市 N様邸  樹木整枝剪定業務

施工ポイント

  閑静な住宅地にありますN様邸。初めてお庭の御相談をお受けしましたのが昨年の10月です。

 今回は、庭園樹木とお庭のスペース有効活用の御相談です。

 アプローチサイドへバランス良く配置されたコニファーや落葉樹の木々が年々大きく成長し、お部屋への陽射しの大部分が遮られてしまっていました。
 またアプローチ動線もエレガンティシマによって南側へ成長圧迫され、日常の生活でも気にされておられました。

 昨年の11月上旬に手を入れさせていただきました針葉樹コニファーは剪定後、2年半〜3年という月日が経過しています。
 幹に近い中の枝葉は風通しや陽当りが弱く枯れ、多くは枝先の葉のみで樹冠を形成している状態です。
 また落葉樹の枝葉の多くは上方へと徒長、間延びをしながら樹冠を乱し、下枝が少ない状態でした。

 初回の冬季整枝剪定ということもあり、コニファー類はできる限り内部の枝葉を丁寧に残しつつ透かし剪定で樹冠を整え、樹形を1廻り小さくさせていただきました。

 樹木の多くは土壌の中で成長した、根のバランスに応じた光合成を葉で行っています。
 剪定方法などは樹種や環境、気候にも左右されますが、そのバランスを大きく乱すようなお手入れ方法は、樹勢を衰えさせるのと同時に樹木の生命や寿命に影響を及ぼします。

 ひとつひとつの品物にも思い出があるよう、お庭に植えられた樹木にも数多くの思い入れがあると思います。生きている樹木に金属製の刃物を使いながらお手入れをするということは多少のリスクがございます。樹木になるべく負担をかけず、どのように抑制しながらお仕立てしていくかがガーデナーのお仕事です。

 わたしたちの日々の暮らしに豊かさや彩りを添えてくれる樹木。
 何年か毎に1度の大きな枝切り剪定を施すお手入れよりも、年に1〜2回の軽い剪定で木に負担をかけにくい作業となります。
 こうしていくことがとても大事な作業となり、お庭の雰囲気を快適に樹木をいつまでも美しく整えることができます。

施工内容

 ・樹木小透かし整枝剪定 (エレガンティシマ、シャラ、ヒメシャラ、ハナミズキ類)
     ・樹木移植 (低木アジサイ類) など