2016年2月 あきる野市 M様邸 ガーデンウッドデッキetc.改修工事
施工ポイント
■あきる野市の小さな山裾野。透明度が高く澄んだ水辺で白鳥が羽を休め、辺りを静寂な森に包まれた避暑地です。
週末には都心のご自宅からセカンドハウスへトリップされますM様ご家族。芝生や樹木のお手入れを実に楽しみながらメンテナンスをされています。
自然と調和しているビオトープガーデンは明るく広々としたお庭です。
約15年前、イギリスで庭園デザインを学んだガーデナー様が造られたお庭は、それ以前から存在してきた樹木や植物を大切にし辺りの山並みを借景とし、自然の中でご家族がゆっくり過ごすことを第一に考えて創られたガーデンです。
休日にはご家族そろってバーベキュー。デッキの前には地下水を利用した水場もありお魚も元気に泳いでいます。お天気には芝生に寝ころびウトウトおひるねと素敵なお庭です。
■長年ご夫妻が丁寧にメンテナンスをされてきましたウッドデッキも経年の劣化によって朽ちて、お子さまが遊べるスペースには危険な状態となっていました。
お伺いさせていただきましたところ写真からも解りますが、特に2Fバルコニーの雨落ち部分から大きく朽ちています。デッキの基礎となる大引きや根太などにも腐朽菌の影響が多く見受けられました。
今回、朽ちたデッキ部分改修工事では安全の保障が出来にくい状態でしたので、ウッドスペースさんご協力のもと天然木ハードウッドデッキを全改修工事で新たに長く安全にご利用していただく運びとさせていただきました。
■今までも丁寧にメンテナンスを施しながらご利用されてきた天然材ウッドデッキ。夏の床温度が低く、冬にも見た目にも自然の木でぬくもり感がございます。
今回はハードウッドの中でも硬く強固な材で知られますイペ材ウッドデッキを造らせていただきました。
代表的なハードウッド材のイペ(パオロペ)は、南米原産の高耐久木材です。水の比重を上回る材はとかく硬く、重く、緻密で施工や加工は大変ですが形状安定性が高く、反りや割れやささくれなどが少ない材として多くの観光スポットなどのウッドデッキ材としても使用されています。
パーゴラ(屋根材)にポリカー屋根を設置しより一層の耐久性とこれからの長い間、全天候型のリビングとしてご家族皆さまで利用していただきます。
天然木は日に少しずつ風合いやお色に経年の変化が訪れ、シルバーグレーへと変化していきます。自然と調和した落ち着きのある色合いとなり、本来の材の美しさが表現されていきます。
■植物でお庭全体を囲んだ開放的な明るいお庭は、住まう人にゆとりと安らぎを与え、来客者へは自然の中のガーデンを存分に感じていただくことができます。
またハードウッドとは異なりますが国産杉材などもございます。その国や地域で得た材料を使用し、ものづくりをします。そしてまた新たな木を植えて、来世へと繋げていくことができます。
この素晴らしい自然の美しさを小さな私たち皆が楽しみながら繋げていくことで、大きな地球を守るその一歩となります。
施工内容
・ガーデンテーブル天板交換塗装、ウッドポンプカバー塗装、ウッドベンチ塗装(エステックウッド材、オイルステイン防虫防腐塗装)
・ガーデンウッドデッキ・ガーデンウッドフェンス解体撤去
・天然木ガーデンウッドデッキ造作(イペ材)
・デッキ階段補強造作+手摺造作(イペ材)
・天然木パーゴラ屋根造作(イペ材+ポリカ材)