2014年6月 東京都昭島市 M店舗様 樹木剪定整理・ガーデン工事
施工ポイント
昭島駅の南側に位置し、明るい陽射しと立地条件の良いM店舗様よりお敷地内バックヤードの件でご依頼をいただきました。
先ずはじめに現地確認をさせていただきましたところ、裸地のバックヤードは雑草で荒れていました。また長い期間、屋外に置かれていました板材は朽ち、至る所から白蟻が発生していました。
屋外地面へ直接重ね置きされた植木鉢や廃材などは、小動物や虫住処となっています。
この地で大きく成長した落葉のトウカエデの樹は下枝や横枝を大きく切除されている形跡があり、上方向にしか成長できなくなった枝葉は重なり合いながら、2階の屋根をはるかに超えています。
真横建物の基礎部分、外壁サイディングや雨樋を肥大した上根が圧迫し破損した形跡がみられていました。隣設の駐車場車両へは、春の季節に最も発生しますアブラムシの分泌物被害が多く生じていました。
鉢植えされたフジは、行き場を探しながら隣地フェンスまで蔦を絡ませていました。
今回、トウカエデの樹木伐採を決断されたM店舗様。【緑の移ろいや色鮮やかな紅葉。約30年間という月日を今までありがとう。】という気持ちを込めて、M様とお神酒を幹根廻りへ納めさせていただき山口庭園さん御協力のもと、安全且つ精確に作業を進めさせていただきました。
樹木の記念に、強固な幹元材は輪切りスライスしスツール材と鉢置き台材と形をかえ、いまはアプローチガーデンに使用さえていただいております。
5月下旬、フジは移植適正時期ですのでバックヤード奥を整理し、今回は藤棚ではない奥行き感のあるフラワーアーチを斜に設置いたしました。敷地内でペットを飼われていますので大きな木陰がなくなったいま、フジが大きく成長し、夏の陽ざしを遮ってくれる空間を作ってくれることと思います。
雑草が蔓延っていたスペースへは既存の植栽や植栽地を残しながら防草シートと白砂利で園路をつくり、ローメンテナンスなお庭としました。
防草シートは、ザバーン社製のリバーシブル4層構造。湿気を適度に抑えながら既定の砂利厚で、直射日光が当たりにくい環境を整えてください。僅か年数で劣化してしまうようなことは殆どございません。
化粧砂利の中で安価な白(ライトグレー)石灰砂利ですが、防犯上では足音が確認しやすいという効果や、水分を蓄える性質がありこれからの季節、打ち水やミストで蓄えた水分をすっくり蒸発させ、周囲の温度をゆっくりと下げてくれる効果があります。
施工内容
・高木樹木伐採工 (高木広葉樹(落葉)・・・トウカエデ)
・中木枯損木伐採工 (低、中木広葉樹(常緑)・・・グミ)
・特殊樹木移植工 (特殊樹(落葉)・・・フジ)
・フラワーアーチ設置
・防草シート+化粧砂利敷き
・全体除草、草刈、整地整正
・既存材撤去処理 など