TOP > 施工例 > 2022年7月 飯能市美杉台F様邸 樹木植替えメンテナンス、春季枝透かし剪定、土壌改良、樹木薬剤散布、樹木庭木剪定

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●2022年7月 飯能市美杉台F様邸 樹木植替えメンテナンス●

施工ポイント

 ◆こちらのお庭は3年前、アンティーク調レンガ門柱の工事をさせていただいたお庭です。

 今回のご依頼内容は、今年深緑の季節に、「シマトネリコ」や「コニファー」がほとんど枯れてしまっているような状態になり、もし難しいようでしたら植え替えをお願いしたいです。とのご相談からでした。

◆ 春5月上旬にお伺いした際、シマトネリコの幹元をハツユキカズラが覆い、様子を確認した時には既に幹の根元付近では、あちらこちら食害で痛んでしまい溝や穴が空き、オガクズ状物質が多く見受けられる状態でした。

 またコニファー・ゴールドクレスト(クプレックス)は代表的な香りのコニファーですが、浅根性で太陽を好み、あまりストレスを好まないコニファー類です。
 こちらはやや日陰の植栽地にあり、周囲のフェンスや花壇内の低い場所で、地下土壌の粘土質成分が多いことなどからも長い間、植物にストレスがかかっていたことも原因の1つと判断できました。

◆ シマトネリコに関しましては、ご主人様と植替えのお話しを進めていく中で、「オリーブ アナアキ ゾウムシ」の写真を見せて下さったことや、現地のシマトネリコ幹に直接現れたので確信いたしました。
 小豆島のオリーブ畑で甚大な被害を与えている「オリーブアナアキゾウムシ」ですが、現在も日本各地で多くの被害報告が挙がっています。

 また近年は、オリーブの木の被害だけでは留まらず、特にモクセイ科の樹木は注意が必要です。
 「トネリコ、シマトネリコ、マルバアオダモ、キンモクセイ、ギンモクセイ、ウスギモクセイ、ヒイラギモクセイ、イボタノキ、ライラック」など、多くの樹種があります。
 その中でも現在の報告では、ある程度幹の太さがある木の幹元付近へ、雌オリーブアナアキゾウムシが産卵し、樹木内部で幼虫が柔らかな幹を食してしまうという被害が、多く見受けられています。

 現在対策としましては、適度な湿気や温度、薄暗い環境を好むとされておりますので、それらの環境をひとつひとつ取り除くことが効果的とされています。

 根の廻りや幹元付近へ多くの下草などを植えずにクリーンに保つことや、風通しを良くして適度に乾燥させたり、また所定予防薬を春先から散布しましたりと、出来るだけ目視の発見を早めておくことなどが、とても有効とされております。

◆ いままでは比較的に植物の中でも「病気に強く、害虫にも強い。」と言われていました樹木や植物でも、地球の歴史から見た場合には「急激な環境の変化」により、動植物の生態系や多様性バランスは、いままで通りにずっと健全に保たれていくことなどが変化に伴ない少しずつ難しくなってきている証と思います。

 普段からお庭へ豊かな彩りや、花の咲く頃には香りを添えてくれる樹木や植物。
 木々の「様々なサイン」を見過ごさないためにも、時折葉色や新芽、幹や根元の状態などを、後回しにせずふと気づいた時に観察してみてください。

 いつも見慣れているお庭の植物も「あれ?」っと、何かを感じた時にきっと、それが異変に気付けた瞬間だと思います。

 その時にはもう一度よく観察してみてください。きっとお庭のオーナーさんに気付いて欲しい 「サイン」だと思います。 

 お庭やベランダの樹木や植物が元気に成長する姿はきっと、ココロの豊かさや、健康なカラダの豊かさに繋がっていくことと思います。

施工内容

  ・樹木植栽・植替え(シマトネリコ → 常緑株立ちヤマボウシ・ホンコンエンシス・ムーンライト、土壌改良・支柱設置)
     ・樹木植栽・植替え(コニファー・ゴールドクレスト → 単幹ベニバナトキワマンサク、土壌改良・支柱設置)
     ・樹木コニファー枝抜き剪定・枯枝整理(コニファー・ゴールドクレスト )(コニファー・エメラルドグリーン)(コノテガシワ・エレガンテシマ)(ヨーロッパ・ゴールド)
     ・樹木春季軽剪定(ヤマボウシ)(ハクモクレン)(ソメイサクラ・枯損枝整理)
     ・樹木 整理、立ち枯れ木、枯損樹木の伐採、抜根、除根作業
     ・幹、枝、葉 運搬、搬出、処理
     ・樹木保護材、抗菌剤塗布