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●2020年5月 八王子市 A工場様 屋上緑化 樹木植栽、植替え補植●

施工ポイント

 八王子市内の工場地帯に位置しますA製造工場様。

 こちらの会社様では、ヒートアイランド軽減対策に配慮した、環境に優しい循環型システムを積極的に多様されています。

 建屋屋上には大型ソーラーパネルが設置され、建屋背面には屋根降雨を濾過、ポンプアップ循環させ、屋上緑化の散水利用されています。

 今回ご依頼をいただいた企業様はとても環境意識が高く、駐車スペースまわりへ多くの植栽や花木を採り入れ、雨水を利用した給水装置や憩いの水場も設けられております。

 現代の工場は環境マネージメントシステム、『ISO14001』などにより、事業活動により発生するCO2の削減、空調などで発生する温度抑制、省エネルギー効果と対策に配慮した、最先端技術と地球に優しい製品づくりの工場が多いイメージです。

 今回ご依頼いただいた緑化は元々、大切に設計された屋上緑化システムをそのまま利用し、枯損してしまった植物植替えと土壌の部分改善と補充、従来の植栽内部へ陽の光を入れ健全な生育を促す剪定などで、植栽のお手伝いをさせていただきました。

 前回同様にツツジ系の植栽で補いますので、根元周辺の部分土壌をアルカリ性〜弱酸性へと改良し、後の植物生育や弱酸性雨に期待し、改良を施していきます。

 また建屋の陸屋根などには水勾配があり、各排水箇所へ雨水が流れる設計になっています。

 多くの場合、外周パラペットが水平なので、各パラペット天端から床面までを計測、距離を測ることで大凡の水勾配は表れ、水は高いところから低いところへ流れる性質ですので、特に自動灌水の場合、単一な構造や単調土壌などの場合には、高いところの植物が乾燥しやすく、低いところの植物は根腐れを発症しやすい傾向となってしまいますので、灌水システムや設定には少し注意が必要となります。

 屋上緑化では、耐荷重、防水保水耐根、給排水オーバーフロー、ルーフドレイン、防風対策などといった、様々な制約や条件をクリアしなければ成りませんが、ヒートアイランド現象を抑制する働きや取り組みから、多くの異常気象や温暖化の抑制に繋がっていきます。

 日本を支える各地域産業と共に、みどりの豊かな健全な社会へと、繋がっていって欲しいと願っております。

施工内容

・樹木(枯損木)整理、枯枝下枝剪定(・基本春季剪定 ・基本整枝剪定 ・中、小枝透かし剪定)
     ・植栽地、手取り除草、除根
     ・サツキツツジ植栽、ヒラドツツジ(ピンク)植栽
     ・土壌改良材充填、敷き込みなど