●2017.05 羽村市 H様邸 リアル人工芝、防草シート、化粧砂利敷き●
施工ポイント
南からのやさしい風と木々の新緑が、心地良い季節となりました。
■ 今回のお庭、建物まわりを通年明るく、ローメンテナンスがテーマです。
H様ご家族は、お庭まわりのお手入れを年に数回きちんとされておりました。
日に日に成長するお子様や動物たち。大切な家族はそれぞれに夢があり、共に幸せな気持ちになります。
しかし、毎日の育児や家事、お仕事や趣味など、限りのある時間が目まぐるしく流れている現実もあります。
ほんの少しお庭に意識を置かないで過ごしていると。 あっという間にお庭の草花や植木は元気に成長しています。
■ 今回は南向きエリアをコンクリート系で固めてしまうのか。または、人工芝などを施すのか。お施主さまご自身で決めていただきました。
今回のリアルタイプ人工芝は水捌けの良い毛足30mmの防炎タイプ。1枚もので継ぎ目の無いように施工させていただきました。
歩行時にも足にまとわりつくことなく、小さなお子さまからご高齢の方まで、幅広い層で安全なご使用が期待できます。
■ 陽当りの良い南向きエリアをコンクリート舗装のみにしますと、草やメンテナンスの問題からは開放されますが、特に周囲をブロックフェンスに囲われたコンクリートエリアでは、極端に硬い印象のお庭になってしまいます。
またコンクリート面は夏の照り返しや日中に熱さを蓄え、冬季には冷気に冷やされ住宅内部気温に非効率な影響を与えてしまいます。
通常、建物外周り洗浄や吹付けなどのメンテナンスも約10年毎に発生するそうです。同時に屋根や外壁のリニューアルも生じてくるかと思います。
造り込んだ趣のあるお庭に適いませんが、ご家族の成長や変化と共に安価な対応のできるデザイン、お庭のリガーデンに対応し易い外構計画などあって必要かと思っております。
■ 陽当りの良い南向きのエリアは、主に植栽も適しています。 根が健全に成長できる土壌であれば花つきも良いでしょう。
落葉樹を植えれば、葉は落ちますが四季の風情があり、夏には日陰をつくり、冬は陽射しを取り込んでくれます。
常緑樹は、柔らかな目かくし効果があり、通年明るく演出してくれます。
適材適所に変化を加えてバランス良く植えますと、お庭に奥行き感が生まれ、ワンランク上の建物へと引き立ててくれます。
住まいとは、建物とお庭。外構えとは、エクステリアや植物とのバランス。 建物にとってお庭は、額縁的な役割を果たしているのかも知れません。
施工内容
・人工芝貼(Clover☘Turf・芝厚30mm・防炎)
・御影石据付(90mm角・錆色)
・防草シート敷設(ザバーン128BBリバーシブル)
・白化粧砂利(白石灰砂利6分)
・外構廻り低〜高圧洗浄(水圧調整)
・発生材(土砂、草)処理 ほか