2014年2月 東京都青梅市 N様邸 外構エクステリア工事
施工ポイント
閑静な住宅地にありますN様邸。
昨年11月に庭園樹木管理をさせていただいておりますN様邸の外構工事となります。
今回はお庭のスペース有効活用の御相談をいただきました。
お敷地の南西側に位置しますこちらのスペースは家相からですと裏鬼門となっており、鬼門同様に美しく保ちたい場所にあたります。
また、隣地様が商業施設ということもあり、圧迫感のある高いブロック塀などによって風通しや陽射しの多くが遮られております場所にあたります。淀んだ空気と湿気は空間に留まり、ブロック塀や露出した土壌、砂岩の乱貼りで出来たアプローチ部石貼りなどにもカビや苔が多く見受けられました。
毎年冬場のこの季節に収穫された大根を外水道で洗い、自家製お漬物にされるといったことからも外水道をお洒落で使い勝手良く、高さのあるものが御希望ということ。
また現在は、廃盤になっておりました既存ブロックなどに調和のとれた、境界側ブロック、フェンスで外廻りの統一感や、隣地ブロック塀の圧迫感を軽減したいとのご要望でした。
地植えされていました植物のなかでも特に奥様が思い入れのあるアジサイ。陽射しを浴びながら成長をしたがる花物などは花つきや生 育に勢いが無く、与えられた場所で生かされている状態でした。
今回は外構工事をさせていただきます前に、幼い頃の娘様が奥様へプレゼントされたアジサイ類を2鉢移植し、陽当りの良い場所へと移させていただきました。
施工スペースは、幅も長さもそれぞれに違いました。
ひとつひとつの大きさや厚さ、形や色も異なるモダンでアンティークなあじわいのあるレンガを2種類使いし、石材カタログなどにも見られるアンティークな雰囲気を再現。
高さのある段差を造作階段で解消し、ラフな目地仕上げで奥行感を演出しながら経年変化を楽しめるよう施工させていただきました。
元々の外水道スペースへは、使用感が良くスモールスペースに馴染むガーデンシンクを設置。
また見た目にも浮いてしまったり雰囲気を損なう場合の多い排水桝は、メンテナンスや強度、統一感のあるフロアーハッチを施工させていただきました。
湿った空気や淀んだ湿気がこもりやすい施工エリア周囲へは、自ら水分を含む性質のある石材(石灰性砂利)を敷き込みました。
今回の工事は奥側スペースを仕上げましたが、既設アプローチ部の石貼りや玄関タイルの汚れがより目立つようになりました。強力な石材用メンテナンス剤で長年の汚れを表面から浮かせて除去、洗浄しお庭の雰囲気が以前よりも明るくなりました。
現在は様々な外構エクステリア用ケミカル用品もございます。外構工事の施工後、同時にコーティングや保護剤メンテナンスをされますとより長く美しさが保たれ、日頃のちょっとしたお掃除などで美しさが蘇ります。
お庭のメンテナンスは建物や外壁と同様に多様化しています。樹木や植物のお手入れのほかにも、石材やエクステリア商品、ライティングやウォーターポンプ類などの定期的なメンテナンスなどで外観の美しさや製品の強度を持続させる必要な作業となってきております。
施工内容
・境界ブロック積(SBIC、ピッチフェイス100)
・境界フェンス設置(LIXIL、シャレオR8型)
・レンガ縁取舗装(SBIC、ショコラブリック)
・レンガ縁取舗装(SBIC、ショコラペイバー)
・ガーデンシンク設置(SBIC、ガーデンシンク アンダンテ/蛇口アーチブラウン)
・床点検口設置(中部コーポレーション、フロアーハッチ)
・天然石(乱貼り)洗浄
・給排水管取り廻し作業
・外水道撤去、処分、発生土処分、樹木撤去など