2013年12月 東京都三鷹市 S様邸 植栽エクステリア工事
施工ポイント
緑豊かな街並みの中、穏やかな樹木に囲まれてしっとりとしたお庭のS様邸。
玄関アプローチをすぎた辺りから、落ち着きのある景石や飛石がリズミカルに打たれ、そのまま蹲(つくばい)や役石が丁寧に設けられた空間へと導かれていきます。
その創りからは、お花やお茶を長く嗜まれております奥様、また作庭されました庭師様のお客様に対するお心遣いが随所に垣間見れます。
今回、お庭の御相談といたしまして、玄関アプローチサイドの樹木が幾度と無く立ち枯れを起こし、隣接されております集合住宅との堺垣を、目隠しの機能で風通しの良く、柔らかな色合いで朽ちることのない素材でお創りになりたいとの御相談です。
現地を拝見させていただき、樹木の撤去と抜根をさせて頂きましたところ、土壌の改良は済ませておりましたが、樹木は2段の根で発根しており深植えと、立派な玄関廻りの軒は出幅が広く、陽当りがやや乏しい状態でした。
玄関アプローチ脇の植栽部分を完全に撤去した後に、土壌の状態を深いところまで確認させていただきましたところ、給水管や排水管、排水桝などが多く埋設されていました。
今回は、天然木の自然な美しい木目と凹凸までを再現し、耐久性や豊富なカラーバリエーションの在ります タカショー 【エバーアートウッド こだわり】 を、御提案させていただきました。
高さを約1.8mに設定しお隣様との視線を柔らかく隠しながら開放感のある下部からは、大きくお庭へ風を取り入れられます。
また、埋設給排水管などと干渉しないよう高さ設定しましたフェンスの基礎部分へは、大株でボリュームのある斑入りヤブランなどでカバーリング植栽を施しました。プライバシーを保ちながら、色鮮やかなカラーリーフ植栽を高低差をつけながら植付けすることにより、アプローチサイドへはボリューム感を、建物外部やエクステリアと調和のとれた色彩感を演出させていただきました。
施工内容
・枯損樹木生垣伐採、抜根
・境界フェンス設置 (タカショー エバーアートウッド こだわり板)
・アプローチサイド植栽 (斑入りヤブラン・トクサ など)