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2013年11月 東京都立川市 S様邸 外構(リガーデン)植栽工事

施工ポイント

  初めてお庭の御相談を御主人よりお受けしましたのが今年の6月でした。

 現在、S様がお住まいの住宅のお隣りへ、離れて暮らしております奥様の御母様をお呼びし、これからはお隣どうしで住むという心が温まる計画です。

 まずは現地を拝見させていただき、アプローチ部は圧迫感のあるブロック塀によって遮られ、風通しが無く淀んだ空気と湿気によって、ブロック塀や土壌などには、カビと苔が蔓延っていました。

 またもう一方の、隣地境界中心部に設けられておりますブロック塀は、ブロック側面の厚塗りされた下地モルタルが所々で浮いている所見です。
 今回では、主に上部からの水の侵入によってクラックや剥がれが多く、重ね塗りされた塗装塗膜で辛うじてセメントモルタルがブロックへ付いている状態でした。

 2つのお庭空間を広々としたひとつの空間とし、日常生活を安全なものとしたバリアフリーガーデンをベースに、明るい共有スペースとさせていただくことになりました。

 アプローチ部をリンクストーン(天然石・透水性舗装材)で仕上げる際、玄関ポーチ付近で目に付きやすい場所へ排水桝が設けられておりましたので今回、床点検口(簡易防臭型、フロアハッチ)を設置させていただきました。
 ステンレス製の目地と上下ハンドルだけが露出し、周囲の美観を損なうことなく舗装部分をスッキリと美しく保ちます。

 また、予め南側にセットされておりましたオール電化の温水タンクは今回、フェンス材などを用いて覆わずに、樹木のカタチや枝葉で自然に囲むといったことで今回は高い位置へフォーカルポイント(視線)をかえるといったことと、今回は4世代の動線を考慮し歩行性を最優先とさせていただいておりますが、門柱から玄関までの平坦で直線的な動線をあえて曲げるように誘導しながら距離感や奥行感を僅かながら演出しています。

 小さなお孫様やご年配の方の歩行時なども考え、日常生活の動線は第一に安全・安心であると同時に、年々変化していくライフスタイルや家族構成にあわせながら時には小さなリフォーム(リガーデン)を楽しみながら。
 住宅同様にお庭を含めた全体を考えていくことで長く住みやすく、安全で快適な居住空間を少しずつ見つけられるように思います。

施工内容

 ・樹木植栽(高、中、低木、地被類)
     ・樹木移植(中、低木、地被類)
     ・植栽地土壌改良(赤玉土小粒、鹿沼土細粒、完熟腐葉土、バーミキュライト、ピートモス充填)
     ・アプローチ 樹脂舗装(四国化成 リンクストーンF)
     ・床点検口設置(オンリーワン、フロアハッチ)
     ・天然石(縁取り石)据付 (パステルキューブ、ベージュ(マーブル))
     ・靴脱石(御影石、錆)据付 
     ・境界ブロック塀 左官補修、ジョリパッドラフパターン仕上、トップコート塗布
     ・ブロック塀 天端オーストラリアタイル(笠石)貼
     ・ポスト(埋込型)設置
     ・門柱タイル補修
     ・既設飛石据え直し など