2013年1月 東京都国分寺市 N様邸 ガーデン(リガーデン)植栽工事
施工ポイント
閑静な住宅街にひっそりと佇むN様邸。お庭は南向きで土壌は赤土層の上に畑土という恵まれた環境によって既存植物の生育も盛んでした。またそれと同時に、雑草の生育も旺盛でした。
N様より初めに御依頼を受けましたのは昨年の6月。南向きのお庭には当時、樹冠内部は枯れこみトップヘビーに大きく成長しました3本のコニファー・ゴールドクレストを抜かせていただき、建物廻りは裸地の状態により雑草が蔓延り、除草処理した後に防草シートの敷設をし化粧砂利敷きを施させていただきました。
また、フロントガーデンでは当初、高麗芝がすくすく成長していました。丸い御影の飛び石と砂利敷きのお庭を御自分で楽しまれていました。
日常のお仕事で多忙な御夫妻の芝生管理より雑草の生育が著しく大きくなっていきました。芝生地は雑草化し休日には雑草取りで1日が過ぎ、余暇の時間とお体の疲労が蓄積されていました。楽しんでいたお庭は時には、お近くにお住まいの猫のおトイレにもなっていました。
御主人様と奥様のお庭に対するお気持ちはその後、1年間に及びました。CADで作成された全体のデザインイメージを基本に、お打合せを重ねながら私がフリーハンドで詳細なご要望をバランスを取りながら構築させていただきました。
敷地の全体を基本的にローメンテナンスにし、お庭全体を外側から眺めた場合には建物と調和のとれた洋風でモダンなお庭。また、経年変化で傷みの有るポーチの改修を絡めた外構工事と、庭園との堺を仕切る結界を洋風砂岩石材を使用したことで今回は、当初からのお話しにもありました洋(陽)のイメージをより強く、強調しました。
休日や御帰宅後には、室内リビングからお庭を眺め、落ち着ける和の庭園を元々こちらのお庭で馴染んでいました樹木や石材も移植時期に併せて、丁寧に使わせていただきました。
建物側の化粧砂利下地には防草シートの敷設を施しローメンテナンス、対して和の庭園では落葉樹を主とした武蔵野の木漏れ日のなか、自然の実生木や草花を取り入れながらひとつの空間で時間の遷ろいやバランス感、調和を楽しめるようにお庭を作らせていただきました。
施工内容
・地被植物、草花、山野草、苔類、根付、植付
・低木植栽、中木移植、透かし剪定
・天然砂岩花壇、土留、砂利留仕切
・防草シート敷設、化粧砂利敷き
・フリップテラスポーチ設置
・外水道交換・設置、鹿(猫)威設置
・既存化粧CB裏面へ創作垣造作
・庭園ライトアップ照明、自動点滅設置
・既存CB左官塗り仕上、既存CB目隠塀設置
・既存飛び石打、排水端末処理 など