TOP > Q&A

ゆとりある生活は美しい庭から

Q&A

(1)ガーデニング・庭園【アフターメンテナンス】編 | (2)庭木の剪定 編 | (3)樹木の病害虫駆除 編 |
(4)肥料・施肥 編 | (5)外構・エクステリア 編 | (6)外構・エクステリア【アフターメンテナンス】編 |
(7)芝生【アフターメンテナンス】編

お庭 Q&A - 外構・エクステリア 【アフターメンテナンス】 編 -

【外構・エクステリア・アプローチなどのアフターメンテナンス】

コンクリート舗装のヘアークラック

■ 打ち込んだコンクリートが凝結し固まっていく過程で、コンクリート表面が乾燥・収縮をし、亀裂を発生させることがあります。これをヘアークラックといいます。
乾燥・収縮に関わる原因は、気象状態や天候、環境などによって左右され、ヘアークラックの入り方にも大きく影響します。

どんなに良い材料や天候、技術でもコンクリートには必ず、クラックが生じます。ヘアークラックはコンクリート舗装の特徴の一部です。表面上に現れるだけでコンクリート内部には影響がなく、所定施工(適正な路床、路盤、配筋、伸縮目地間隔、コンクリート管理)では問題ありません。

レンガやブロックなどの白華現象(エフロレッセンス)

■ 施工後のモルタル、コンクリート製品やレンガの表面に白い粉状の物質が付着することがあります。この現象は、白華やエフロレッセンスと呼ばれセメントを主成分としたブロック製品やレンガなどで外観上起こりうる現象の1つです。

セメント中の可溶成分(主にカルシウム、ナトリウム成分等)が硬貨中や経年の劣化や変化などの際に内部を通過し製品表面に移動します。その後、空気中の炭酸ガスと反応し白色の結晶となって表面に現れるものです。

白華の発生は様々で、製品表面からの水分の蒸発率などにより起因します。つまり、水分が移動しやすい製品ほど白華の発生には好条件となります。

■ 次の発生しやすい環境条件などが挙げられます。

● 気温・・低温(水酸化カルシウムの溶解度は低温環境ほど大きくなります。)
● 日光・・日陰(製品内部からの可溶成分供給が空間を閉鎖されることなく連続的に行われます。)
● 湿度・・多湿(水分自体の移動が容易で在る為に起こり易くなります。)
● 風・・適度な通風(水分の蒸発が適度に進みます。)
● 製品材齢・・若材齢(未だ未反応の水分が多く、白華成分中の溶解量が多い。)

■ ブロック製品やレンガ製品、モルタルコンクリート製品は本来、可溶成分を多く含有するものです。現場の状況に応じた絶対的な白華の防止方法は存在いたしません。

しかし、白華が発生しやすい状況とは逆の現場状況を創り出せる状況でその発生率を抑え、より目立ちにくいものへの変化が期待できます。

■ コンクリート製品の白華現象を最小限に抑えてメンテナンスをされます予防方法としまして、散水やナイロンブラシによる洗浄後、エフロ除去剤(酸性や塩酸類)の使用。軽くブラッシングをし、多量の水道水で洗い流す。製品別専用トップコート剤の塗布施工。(※各種施工は、専門工事店または施工店に御依頼をお願いします。)

外壁塗装、左官塗りかべ仕上げ

■ 通常のお手入れ方法
柔らかい毛足の長いホウキを利用して優しく掃きます。また、模様がある場合は模様付  の目に沿って掃きます。特に模様付の起伏が少ない場合は、上から下に向かって掃いてください。

■ 雨落ち跡や著しい汚れなどの除去
所定水圧での高圧洗浄など
左官塗り替えなど

■ 汚れを付着しにくく、除去し易い環境づくり
塗装や塗り壁後、定期的なコーティング施工、スーパートップコート施工、塗り替え等(※各種施工は、専門工事店または施工店に御依頼をお願いします。)

人工木材製品

■ 人工木材は木粉などを使用しているため、汚れやシミを長時間放っておくと黒い斑点(カビ)が発生してしまいます。またホワイト色は汚れが目立ちやすいので、こまめにお手入れすることが重要です。

汚れの程度と清掃方法

■ 製品の長手方向に沿って、柔らかい布やスポンジで水拭きした後に、からぶきをしてください。

■ 汚れがひどい場合
水で薄めた中性洗剤で、デッキブラシを用い長手方向に沿ってやさしくこすってください。そのあとに水道水で洗剤が残らないようよく洗い流してください。

■ 傷や焦げ跡などが付着した場合
まず柔らかい布で表汚れが軽い場合面の汚れを拭き取り、サンドペーパーで傷ついた箇所と周囲の部分を長手方向に沿ってやさしく全体をぼかすようにこすってください。

(※各種施工は、専門工事店または施工店に御依頼をお願いします。)

屋根材

■アクリル板・ポリカーボネート板、波板などを美しく保つためには、定期的な水洗いが必要です。年に数回、薄めた中性洗剤と併用した水洗いを行なってください。

-お手入れ時メンテナンス時の注意点-

■ ンナーやベンジン、クリーナーなどの溶液や研磨剤、乾いた布などをお手入れに使用すると、製品の傷や破損の恐れがあります。ご使用を控えてください。

■ 特にエクステリア安全施設(手すり・人留め柵・フェンス柱)など根元まわりから劣化しやすいアイテムです。定期的な診断、改修工事を実施してください。

ガーデンファニチャー

■ ガーデンファニチャーは、雨・風・ホコリ・炎天下の厳しいUVなどで環境下に置かれるハードプラスティック製品やFRP製品などが現在支流です。屋外での使用に適した素材や表面処理をしています。しかし全ての商品を長持ちさせるためには、定期的なお手入れが必要になります。

アルミ製品

■ アルミ製品はスチール塗装製品などに比べますと錆びにくい性質を持っていますが、酸性雨によって白くシミ状のマーキング跡が付着、ひっかき傷などからサビ等は発生します。小さな傷の時点で早めに補修することをお薦めします。

通常、柔らかい布などで拭き取りメンテナンスをしてください。またアルミ製品は錆びに強く、維持費のかかり難い素材ですが表面に付着した汚れを長時間放置しておくと、腐食の原因になる場合があります。年に数回の水洗いでアルミの光沢を長く保ちましょう。

スチール製品、鋳物製品

■主にアルミ製品と扱いは同じですが、鉄や鋳製品は使用する場所によってはサビの色が周囲の床や壁に付着する場合がありますので注意が必要です。使用状況や必要に応じた防水加工処理なども可能ですのでご相談を下さい。

プラスチック製品

■ プラスチックの家具は軽くて丈夫なのが特徴です。お手入れは水拭き程度で大丈夫です。目立つ汚れがついている場合は、水で薄めた中性洗剤を使用してください。

汚れの程度と清掃方法

■ 汚れが軽い場合
水で塗らした布で拭いたあとに柔らかい布で拭き取ってください。

■ 汚れがひどい場合
中性洗剤を薄めた液で汚れを落としてから水洗いをし、最後に柔らかい布で拭き取ってください。

■ 汚れがひどく錆などの発生がある場合
紙ヤスリや水ヤスリなどで軽くこすり、汚れやサビを取り除いた後、水洗いをし、錆止め塗装や上塗り塗装、防水加工を施してください。

※汚れや錆が付着しやすい海岸の近くなどは状況に応じて回数を増やしてみてください。

天然木・ハードウッド製品

■ 使用条件にもよりますが、チークの表面は紫外線や雨風にさらされることでシルバーグレーに変色します。これは天然素材の特徴である経年変化によるもので、耐久性には問題ありません。製品になっても木は生きているので時が経つにつれて、多少腐っていくことは避けられませんが、年毎の保護塗料を塗り替えることにより腐れを抑止し、良い状態を保つことができます。

木の自然現象により、部材に節や欠け、入り皮、ささくれ、ひびや反りを生じるものがありますが、製品自体の強度には問題ありません。しかし、ささくれなどのケガにつながる恐れのあるような現象が起きている場合には、ペーパーやヤスリがけなどの補修を行なってください。

(※各種施工は、専門工事店または施工店に御依頼をお願いします。)

■ また温度や湿度、紫外線、酸性雨、大気汚染など、使用環境により変化の度合いに差が生じます。普段はから拭きだけで良いのですが、目立った汚れの場合は染みこまないうちに水拭きで落としてから、から拭きをしてください。花壇の花や樹木が育っていくのと共に、変化していく天然ウッドの経年変化を楽しむのも魅力です。

ガラス製品

■ 水拭き程度でお手入れは十分ですが、著しい汚れの場合は水で薄めた中性洗剤を使用してください。

タイルや陶器類

■ 通常の使用時に生じる泥や土などの汚れは、水や家庭洗剤で落とすことが出来ます。著しい汚れなどは特殊な洗浄剤で施工できます。トップコーティングも可能です。(※各種施工は、専門工事店または施工店に御依頼をお願いします。)